ショップのメンバーズカード、ポイントカード、クリニックの診察券など、さまざまなシーンでプラスチックカードを見かけるようになりましたね。
名前を記入するためのサインパネルや、磁気テープ、バーコードなどのオプション加工も可能で、さまざまな用途で使うことができます。
そんなプラスチックカードに、透明なものがあるのはご存知ですか?
デザイン次第で個性がアピールでき、他店との差別化がはかれます。
そのため、流行に敏感なアパレル業界を始め、ボルダリングやスポーツジムなど、若者が集まる様々な施設がデザイン性を求めて、透明なプラスチックカードに注目しています。
これを読んでいるあなたも、それを知って、調べて、ここへたどり着いたのではないでしょうか?
こちらでは、そんな方のために透明なプラスチックカードについて、詳しく解説していきます。
これを読んで、あなたも透明プラスチックカードについて詳しく知って、ご自身の会社をオシャレにアピールする方法を、身につけましょう!
▼透明プラスチックカードとはどんなもの?
透明プラスチックカードとは、透明なプラスチック素材を用いて制作した、素材自体にデザイン性を持たせることのできる、特別なカードです。
普通のプラスチックカードの場合、文字のフォントや色、イラストのみでデザインが完結してしまいます。
しかし、透明プラスチックカードですと、カード自体が透明になっているので、さらにもう一段階デザイン性を持たせることができるのです。
たとえば、清潔感のあるイメージを与えたいといったとき、カードが透明ですと、清潔さや、透明で澄み切った雰囲気が感じられますよね。
また全体を透明にしなくても、一部だけを透明にすればワンポイントのアクセントにもなるので、よりオシャレに見せることができます。
普通のプラスチックカードには無い視点から、デザイン性を求めることができてしまうのが透明プラスチックカードです。
それでは、透明プラスチックカードを作る際に、一体どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
それぞれを3点ずつ、ご紹介していきます。
■透明プラスチックカードを作るメリット3つ
メリット1:誰もが目を引くおしゃれなデザイン!
冒頭でもご紹介しましたが、カード自体が、透明になっているので、カードそのものにデザイン性があるのです。
ここが、普通のプラスチックカードとの大きな違いですね。
そのため、店舗や企業の個性を大きくアピールすることができます。
会員カードとしての利用シーンであれば、若い人や女性の間では話題になり、宣伝効果に繋がること間違いなしでしょう。
メリット2:優れた耐久性
透明なカードだから、耐久性が普通のものより弱いのでは?
と、そんな心配をしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
答えはNOです。
実際、全くそんなことはなく、普通のプラスチックカードに負けず劣らずの耐久力で作成できてしまうのです。
会員証や診察券など、長期に渡って利用する方々にとっては、デザイン性、耐久性、共に優秀なのでとても嬉しいですね。
とはいえ、あくまで普通のプラスチックカードと同じ耐久性ということです。
折り曲げたり、乱暴な扱いをすると使えなくなってしまうことがあるので、注意しましょう。
メリット3:加工オプションでさらにアピール!
さらに普通のプラスチックカード同様に、ほとんどの加工オプションを追加することが可能なのです。
カード本体が透明なので、普通のプラスチックカードよりも、相性のいい加工があります。
それではここで、多くのプラスチックカード制作業者で制作可能かつ、透明プラスチックカードに相性がいい、加工オプションの内容を、4つ厳選してご紹介したいと思います。表面仕上げ
表面の仕上げは、
から選べます。
- 光沢ありの「グロス仕上げ」
- 光沢なしの「マット仕上げ」
透明プラスチックカードでグロス仕上げをすれば、透き通ったガラス板のような、綺麗なカードに仕上がります。
また、マット仕上げをすれば、磨りガラスのような落ち着いた雰囲気のカードに仕上がります。
サインパネル
診察券や、会員カードなどで、裏面に名前や日付を書く欄があるのを見たことがある方も多いかと思います。
これは、サインパネル加工というもので、手書きでの文字を消えにくく加工することができます。
サインパネル加工では、の二種類が、多くのプラスチックカード制作会社で加工できます。
- 白いサインパネル
- 透明のサインパネル
白いサインパネルは、カード自体とは質感が違っているので、触っても書く場所が判断できるようになっています。
色も少し違っているため、枠で囲わなければ範囲が分からないなどの心配はありません。
透明のサインパネルは、印字した上から加工しますので、サインパネル上に文字や枠を入れたい場合に使います。
白・透明いずれも、最終工程となりますので、表現したい用途により使い分けて下さい。
詳しくはこちら(カードの達人 サインパネル加工ページ)をご覧下さい。
ですので、透明プラスチックカードで、より透明感を強調したい場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
箔押し
箔押し加工とは、金箔、銀箔、黒箔、白箔などを高温で押しつける加工です。
ホットスタンプと呼ばれることもあります。
金箔、銀箔には、光沢があるタイプと、光沢がないマットタイプが選べます。
透明プラスチックカードに加工をすることで、より一層店舗名などを際立たせることができますね。
ただし、一つ注意点があります。
業者により、透明プラスチックカードに箔押し加工をする場合、
箔押し加工をするデザインの面積に制限がある場合があります。
制作業者によって、制限する面積や制限の有無が異なりますので、注文を検討している業者のホームページをよく見てから注文しましょう。
例えばカードの達人では、
図のようにカード面積に対して、有効範囲は内側 3mm 以内ですが、その有効面積の約 25% 以内の面積という制限があります。
つまり、ワンポイントのデザイン限定になるということです。
フラットナンバリング
フラットナンバリング加工は、カード表面に数字の連番を印字する加工です。
カード表面に凹凸がなく、数字のみ印字されたものがフラットナンバリング加工になります。
逆に、凹凸で施されているものもあり、そちらはエンボスナンバリング加工と呼ばれ、クレジットカードやキャッシュカードなどで、利用されています。
もちろんどちらの加工をしても耐久力が変わるようなことはなく、どちらも透明プラスチックカードに加工することが可能です。
しかし多くのお客様は、せっかくの透明なカードに凹凸をつけたくないためか、
透明プラスチックカードに関しては、フラットナンバリング加工で注文をする方が多いです。
また、0.5mm厚のカードは、エンボスナンバリング加工を行うと、カードが反ってしまいますのでご注意下さい。
他にもたくさんの加工オプションがありますが、ここでは透明プラスチックカードに利用しやすいオプションのみを厳選してご紹介しました。
基本的に、加工オプションは別途料金が発生します。
加工オプションを追加することで、納期が延びる場合もあります。
各制作業者のホームページや資料に目を通し、ご自身の都合や予算に合わせて、お好みの加工オプションを追加して、店舗や企業の個性をより一層引き出してみましょう。
メリットがあれば、当然デメリットもございます。
よくあるデメリットを3点ご紹介させて頂きますので、こちらもぜひご確認下さいませ。
■透明プラスチックカードを作るデメリット3つ
デメリット1:価格が高め
まず1点目は、普通のプラスチックカードに比べ価格が高いという点です。
普通のプラスチックカードと違い、基材(プラスチックの材料)が高価なため制作代も高くなってしまいます。また、白などの特色印刷を施すことも理由の一つです。
そのため、どのプラスチックカード制作業者でも、普通のプラスチックカードに比べ価格が高くなってしまうのです。
デメリット2:カードの厚さが限定されている
カードの厚さも限定されているので、なるべく薄くしようと考えている方にはおすすめできません。
透明な分制作が繊細に行われます。
そのため、大半では0.5mm、0.76mmの2パターンから、注文を受け付けている制作業者が多いようですね。
デメリット3:小ロットでの注文ができるところは少ない
透明プラスチックカードは、小ロットでの注文ができるところが少ないため、手っ取り早く小ロットで注文をしようと考えていた方には、おすすめできません。
ほとんどの業者では、透明プラスチックカードは50枚単位などの小ロットでの注文を受け付けておらず、100枚単位から注文を受け付けているところが大半です。
また、小ロットになればなるほど1枚当りの価格が上がります。
50枚でも、100枚でも、制作工場を動かすためには、人件費、光熱費等の一定の固定費はかかります。
そのため、あまり小ロット過ぎるのもおすすめできません。
以上が、透明プラスチックカードについてのメリット・デメリットになります。
表で簡単に、おさらいをします。
メリット
デメリット
誰もが目を引くおしゃれなデザイン
価格が高い
耐久性にも優れている
カードの厚さが限定されている
加工オプションでさらにアピール
小ロットでの注文可能な業者は少ない
様々な要素からよく見極め、注文を検討して見てくださいね。
▼透明プラスチックカードを制作するために良い業者を選ぶコツ2点
それでは実際に注文を行う場合、どのような点に注目して業者を選べば良いのか。
どこを比較すればいいのか。最初はよくわからないですよね。
そんな方のために、ここでは最低限注目するべき事を2つご紹介していきます。
たったの2つで、最適な業者を絞り込めますので、要チェックです!
それではご紹介していきます。
1.価格
まず1つは、注文価格です。
透明プラスチックカードは特に業者によって値段の差が激しいです。
どこも100枚から注文を受け付けていることは変わりませんが、
同じ枚数でも値段が業者によって、1万円弱から、大きく変わるところでは3万円ほど、値段の差がでることがあります。
注文を検討する際、価格は一番気にしてしまうところですよね。
そのため、様々な業者と比較をしてどちらで注文をするか検討する人が多いようです。
各業者のホームページには、必ず料金表を載せています。
まずは、そちらから各業者で比較検討をし、ご自身の予算に合った業者を絞り込むことをオススメします。
カードの達人の価格表はコチラ
カードの達人:0.5mm 透明カード価格表
カードの達人:0.76mm 透明カード価格表
2.注文してから納品されるまでの期間
注文数が多いと時間がかかってしまったり、制作工場での注文が混み合っていると、納品までに時間がかかってしまいます。
前回の項目でご紹介した、加工オプション。
こちらを追加することで、さらに納品までの時間が延びることもあります。
基本的に、納品の目安はご入金から2週間から3週間ほどです。
ところが、枚数の多い注文やたくさんの加工オプションの追加によっては、1ヶ月以上納品まで時間がかかってしまうのです。
透明プラスチックカードは、特殊な素材を用いて、通常のプラスチックカードとは違った制作工程を行うため、制作にもかなりの時間を要します。
それらを踏まえた上で、注文を行う際は、必ず期間に余裕を持って注文をしましょう。
こちらも料金表同様に、各業者がホームページに目安となる納期を載せています。
そちらから、比較検討をし納品して欲しい都合にあった業者を選んで絞り込んでみましょう。
カードの達人の納品目安期間はこちら
▼透明プラスチックカードの価格比較
それでは、先ほど良い業者を選ぶコツで1点目にご紹介した、透明プラスチックカードの価格。
カードの達人での値段と他社の平均的にかかる値段を、わかりやすく比較できるよう表でまとめました。
カードの達人は、種類、用途、厚さ、加工オプションからお好みのカードを選ぶことができ、事前見積もりシステムやサンプルの請求も可能なプラスチックカード専門店です。
もちろん、透明プラスチックカードのサンプルを請求することも可能です。
ぜひ、検討してみてくださいね。
それでは、透明プラスチックカードを100枚で注文した場合、1000枚で注文した場合の価格をそれぞれ見てみましょう。
※平均価格は7〜8社を比較した上で算出しているので、あくまで目安です
カードの達人 他社平均 制作枚数 0.5mm 0.76mm 0.5mm 0.76mm カラー/モノクロ 両面カラー カラー/モノクロ 両面カラー カラー/モノクロ 両面カラー カラー/モノクロ 両面カラー 100枚 ¥51,500 ¥56,600 ¥54,100 ¥59,500 ¥50,000〜¥69,000 ¥55,000〜¥72,000 ¥45,000〜¥76,000 ¥55,000〜¥83,000 1000枚 ¥68,400 ¥75,500 ¥72,000 ¥79,400 ¥70,000〜¥81,000 ¥73,000〜¥82,000 ¥65,000〜¥85,000 ¥89,000〜¥100,000
以上が、透明プラスチックカードの詳しい価格設定の早見表になります。
カードの達人では、他社平均と比較すると安価で、注文しやすいお値段でご提供しています。
カードの達人の、詳しい料金表は以下のリンクからもご覧になれます。
カードの達人:0.5mm 透明カード価格表
カードの達人:0.76mm 透明カード価格表
ぜひ、参考にしてみてください。
▼注文から納品までの期間
次に、注文をしてから納品されるまでの期間です。
こちらも先ほど触れましたが、注文数が多いと、発送までに時間がかかってしまったり、注文が混み合っていると納品が遅れてしまう場合があります。
ここでも、カードの達人を例として、納品目安期間をご紹介します。
基本的にプラスチックカードそのものは、印刷方法によって納品されるまでの期間が変わることもあります。
その理由としては、各業者によって印刷方法が違うからです。
カードの達人では、透明プラスチックカードの印刷方法は、オフセット印刷のみです。
オフセット印刷とはなにか?
まず最初に、そちらをご紹介します。オフセット印刷
シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックと 4 つの版を作り、順番に印刷していく印刷方法です。
版に付けられたインキを、一度ゴムブランケットなどの中間転写体に転写(offset)した後、カードなどの被印刷体に印刷します。
オフセット印刷をするメリット
- 特色は指定色のインクで印刷するので、DICカラーが使えます。CMYKでも可能。
- 大量に刷ると単価が下がるのが特徴です。そのため、多くではカードサイズでは最小ロットは100枚からとなります。
- 高解像度の原版により、文字の輪郭やエッジがシャープに仕上げることができます。
それでは、カードの達人を例に、納品目安期間を見てみましょう。
上の表は、こちらからもご覧いただけます。
カードの達人だけでなく、他業者でも同様に、ご入金から2週間〜3週間ほど納品まで時間がかかります。
カードの達人では、加工オプション等の内容によっては、納期が1営業日以上延びますので、予めご了承ください。
※注意点
各業者のホームページにある納品目安表は、あくまで納期の目安であり、確定された納期ではありません。
印刷工場の事故等による仕上りの遅延、また配送業者の不測の事故や交通状況、天候不順による配送の遅れが出てしまうことがあります。
どちらの業者でも、あらかじめ余裕を持って注文をするように心がけましょう。
■まとめ
透明なプラスチックカードをうまく活用することで、店舗やご自身の会社を個性的にアピールすることができます。
手にした若い人たちや、それを目にした人たちの間では、話題に上がること間違いなしでしょう!
ぜひこれを機に、デザイン性の高い透明プラスチックカードを使って、オシャレなイメージを演出してみては?
2018.10.14